「ページのインデックス登録の問題が検出されました」の対処方法

先日、Google Search Console Teamからこのようなメールが届きました。

何のことを言っているのかさっぱりわからなくて焦りましたが、なんとか対応できましたので忘備録として残しておきます。

この問題の原因

原因は、SSLの登録をした後、常時SSL化してなかったことでした。
「http://～」のURLと、「https://～」のURLが両方使えて、どちらでもアクセスできるようになっていました。

原因を検証するために、サーチコンソールの「URL検証」で、https://のトップページのURLを入力します。

そうすると、ユーザーが指定した正規URLとGoogleが選択した正規URLが異なっていることがわかります。

このブログでは「スターサーバー」を使っていて、独自無料SSLの登録をしていましたが、それだけでは常時SSL化はされないようです。

私は「https://」のページを正規URLに指定していたのですが、googleはなぜか「http://」のURLを正規URLとみなしていたようでした。

この問題を解決するためにやったことは以下の通りです。

①WordPressに設定されているアドレスをhttpsに変える
②プラグイン「Better Search Replace」を用いて修正が必要なページを修正
③.htaccessを設定してhttpのURLをhttpsにリダイレクト

ひとつづつ説明していきます。

WordPressのダッシュボードを開き、設定からWordPressアドレス（URL）とサイトアドレス（URL）を変更します。

http://～になっている場合、https://～に変更します

WordPressで以前に設定された内部リンクなどのURLを変更する必要がありますが、このプラグインを使うと簡単に変更できます。
まずは以下のプラグインをアップロードし、有効化します。

ダッシュボードを開き、「ツール」の中の「Better Search Replace」を開きます。
「検索」欄にhttpのURLを入力し、「次と置き換え」欄にhttpsのURLを入力します。

「テーブルを選択」欄に表示されているテーブルをすべて選択します。
※ctrl+Aもしくはcmd+Aで全選択できます。

「Run as dry run」にチェックを入れれば、置き換えを行う前に変更箇所を確認できます。

確認を行い、問題がなければ「Run as dry run」のチェックを外して置き換えを実行します。

私はスターサーバーを使っていますので、スターサーバーの例で説明いたします。

サーバー管理画面から、「FTPアカウント設定」→「WebFTP」のログインに進みます。

ファイルマネージャーが開くので、「.htaccess」を探し、4つ並んだボタンの一番左、「紙と鉛筆のボタン」をクリックします。

編集画面が開くので、もともと入っているコードを消さないように気を付けて、上に以下のコードをコピペします。

RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTPS} !on
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]

「http://～」のURLでアクセスしてみて、自動的に「https://～」のURLへ転送されれば設定完了です。

サーチコンソールから届いたメールのリンクを開き、修正を検証をクリックします。
検証が開始されます。
※検証には数日以上かかります。

問題がなければこのエラーアラートは消えるはずです。

今回の方法はスターサーバーを利用している場合に限りますので、リダイレクトの方法は契約しているサーバーによって変わる場合があります。

また、私の場合は常時SSL化されていなかったことが原因のエラーでしたが、別な要因でこのエラーが出ることもあるかもしれません。
サーチコンソールで「URL検証」を行い、それに沿って対応を考えるようにしましょう。